今年度も事務研究会報「あぶくま」の特集号が発刊された。昭和の時代からずっと続けられ、20冊目を数えることとなった。
否定するわけではないけれど必要性をあまり感じないという意見もある。私はそれも大切なことだと思う。例えば電化製品の入ってた段ボールひとつでも、資源ゴミに出す人もいれば、大切な収納用品として取っておく人もいるわけだから、要・不要と議論しても答えは出ないだろう。どちらも間違っていないと思うのだ。
だから自分だけの考えで言うのだが、人それぞれにいろいろな思いがあって、それは会員それぞれの記した内容からあれこれと思い巡らすことができるし、そのことによってまた自分の意識改革にもつながるから、去年も書いたが私は「ナントカ必携」よりもずっとずっとありがたいし、仕事に結びつくたくさんのアイディアを見つけることができている。
がむしゃらに働くことだけが仕事なのかと最近思う。私語厳禁とは極端かもしれないが、脇目もふらずに進んでいくよりも、社会のこと・自分のことなどをお互いに理解し合いながら仕事をした方が、きっといい仕事につながると思うのだ。もちろんそれを仕事に生かせるか・生かしているかどうかは本人次第だから、そういう意味でもこの「あぶくま」を生かせるような幅を持ちたいと思うのである。
0か1かの時代だ。極端だけれど0.1も0.9も0で、あとは1という時代だ。頑張っても頑張っても1だ。でも、失敗しなければそれも1だ。頑張って頑張っていたけれどちょっと失敗してしまえば1未満で0なのだ。失敗しないためにマニュアルがほしい。そういう話も聴くが、なるほどマニュアルどおりやればもちろん1だ。そうなのか、では意識も高めなければといろんなノウハウも盛り込んでムキになってマニュアルを作っていたら、キミキミ仕事はどうしたのだとやおら指摘され1未満になるような、そんな自分の姿を容易に想像できるけれど、0か1かだけでたとえ0にされようとも、自分は頑張って0.1を8個積み上げて0.8までやってるんだと納得できればいいと思うし、こんなご時世でもなければ世の中って本来そういうもんだと思って疑わない。
20号記念ということでこれまでの20冊の表紙が全部載っている。私はその1冊1冊に感謝しながら今でもときどき読み返すことが少なくないのだけれど、号を重ねるごとに前の1冊、前の1冊に重みが増しているように感じる。だからこそ第1号の果たした役割はほんとうに大きなものだし、それを20年間続けてきたそのことこそ評価されなければならないと思うのである。
私めも昨日手にとらせていただきました。文章書くことは好きなので苦になったことはありませんでした。(笑)ひろまるくんの凍死の一歩手前までを読み、その年明けに結婚したことも思い出し、感慨にふけっておりまする^^
今年は、ゲンを看取った後だったので、チトまとまりなかったですな^^;すんません
投稿情報: こうらん | 2007/02/28 23:07
20冊セットがもう一組あってそれをバラして会員別に綴じ直せたらおもしろいのに‥‥と思うのでありました。
投稿情報: hiromaru | 2007/03/05 22:28