去る8日・9日、開成山球場で東日本軟式野球II部福島県大会が開催されました。各地区推薦の16チーム(だったような)が熱戦を繰り広げた結果、県中地区推薦の「三春クラブ」が悲願の優勝を果たし、6月に北海道で開催される全国(東日本)大会に出場することになりました。久しぶりの野球観戦でこんなに興奮できるとは思ってもいませんでした(かなり期待してましたが)。
三春クラブは他と比べれば若いチームではありますが、地域に根ざしたチームを作りたいと8年前に発足しました。会社などのチームと違って仕事がバラバラでなかなか思うように練習もできず、経済的な後ろ盾もない中、全国大会を目標に少しずつ少しずつ選手を補強してきたわけですが、若い監督の思いがついに通じてひとつの夢をつかむに至りました。
選手たちの面倒を見て、練習場所の確保や用具類の管理をし、仕事をやめてバイトをしながらスポーツトレーナーの資格を取り、今は遠距離の通勤‥‥の監督。監督のお母さんがボールの手入れをしたこともあったそうで、試合後の二人の涙についウルウルしてしまいました。
どのチームもそんなに恵まれているとは思えませんが、単純に「野球が好き」だけじゃなくて、三春や田村という地域にこだわりながら、さまざまな逆境にも耐え、そのうえでメンバー全員が楽しい野球をするんだという、いかにも雑草的なチーム。息子も帰ってきたらこのチームで頑張ってほしいなぁと思ってしまいます。
とにかく、全国大会でもぜひ三春の名を轟かせてほしいもの。あぁそのためにもやっぱり経済的な支援がなぁ‥‥。
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