中町の愛宕神社から荒町の龍穏院にかけて、裏山づたいに散策路が整備されている。新町の大元神社からお城山へ、役場裏の不動山周辺と歴史民俗資料館から福聚寺など、三春にはあちこちに散策路がある。いずれも遊歩道然とした“いかにも”的なものではなくて、山道をちょっとこざっぱりした程度のものである。
元々は町など行政が整備したものだろうとは思うけれど、そういうのに限ってメンテナンスが行き届かずやがて雑然としたりするものだが、愛宕神社・龍穏院の散策路はうっそうと茂る林の中だってのに、木の葉などがきちんと掃いてあって驚くほどきれいなのだ。しかもご覧のような棒が置いてあって最初は何だろうと思ったのだけれど、勾配の急なところあちこちにあることから考えると、これは「ご自由にお使いください」という意味なのだと悟った。
良く晴れて凛とした休みの日、自然に親しんでうまい空気を吸って、木立の中から遙か遠くの山並みを見るってだけで気分爽快なのだが、これほどの管理をどこのどなたがしてくださっているのかわからないけれど、感謝しなくちゃという思いが加わって実に気持ちのいいウォーキングになった。
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