魔が差した‥‥ほんの出来心で‥‥大なり小なり、まぁ大きいのはいろいろ問題もあると思うけど、小さいことはみんなあるよね。人は弱いものもなんだよねぇ。
もうそろそろお昼にしたいんだけど、やっぱりこのあたりだったらラーメンだよなぁ。でもどこがいいんだか下調べもしてなかったし運転中だし、でも国道沿いのこじゃれた店なら間違いないだろうから‥‥そう思っていたんです。
そう思っていたはずなのに、あ、ラーメンののぼり‥‥え? なになに? 入ってみる? 入ってみる? 入っちゃえ‥‥勢いでグァーッと駐車場へ止めて、やっちまったな‥‥。
国道を南下していました。もうお昼だけど YNZWラーメンにしようかなと、あとちょっと走ろうかなと思っていたんですが、その頃ちょうど AKYラーメンのあたりだったんです。龍上海の看板を見つけたので脇道に逸れて少し探して、そしたらすごい行列で、駐車場はあっちもそっちも満車。あっさりあきらめてやっぱり YNZWラーメンだなと、国道に戻って元のとおり走りました。
そうこうしているうちにこの店がなぜだか目に止まってしまったんですよ。いったいどんな店なんだろう‥‥でも思い切って入ってしまったと。
何台か車が止まっていたから大丈夫‥‥というのもあったんですが、ん〜店の人の軽自動車だったみたい。車を降りてみると走りながらパッと見た印象とはずいぶん違うっす。引き返そうとも思ったんですが、ちょっと罪悪感もあったりしてね。勇気を出して入りました。
お客さんいません‥‥。たぶん実際はもっと暗く感じると思います。カウンターだけやたら黄色っぽく光ってるなぁという印象。奥におかみさんがいるのがわかりました。
ここ‥‥に座ればいいんですか‥‥。
いいよ。テレビでも見て。新聞見ててもいいよ。
すぐに読売新聞持ってきてくれました。でもまずメニューとかじゃないのかなぁ‥‥と思って自ら本題へ。
え〜と、おすすめは‥‥。
‥‥‥‥。
あ、辛味黒ラーメンの黒ってなんですかね。
あぁ少し辛くて※■◎△○◆‥‥
聞き取れませんでした。でも聞きたかったのは味ではなくてなぜ黒いのかというところだったんですけどね。
あ、全部おすすめだから聞いちゃまずかったのかなぁ。そうだ、こういうときは最初に書いてあるヤツもしくは店名の入ってるヤツにすれば間違いないはず‥‥。
え〜と、じゃぁ、あ、ネギ油 塩味 与作ラーメン で。
塩ね。
あ、塩、はい。
飴でも食べでな。
食事前に飴玉すすめるかぁ。
入ってきた時ちょっと目に入ったからだいたいはわかってるんだけど、改めて右側を向きますと、まぁこんな感じのテーブルもあります。普通っちゃ普通、でも天井がとても低くて、ん〜何だろう、あまり目にしたことのない雰囲気。
メニューの札が吊ってあるところ、丸いのは何かのカゴですね。農家にあるな。右側手前の方はガラスケースみたくなっていますが、おやじさんの趣味でしょうか、いろんなマッチ箱を収集展示なさっているようです。
そういやちょっと練炭臭い感じがしました。たぶんそんな季節になってきたんでしょうね。自分もそう思いました。
え〜改めてカウンターに戻り、テレビとは反対側、自分の右前方の様子。左からペーパークラフトか何かの大砲、いやスチール製かなぁ。ソフビっぽいトリケラトプス、いやトリケラトプスではないな。続きまして熱帯魚入りガラス玉、アクリルか。木製の台座です。奥には木彫りの何か2体。
その手前、自分のすぐ横っちょにネコかトラか、あ、頭頂部に NYANKO と書いてあります。でもこれいったい何かなぁ‥‥。
全体がね、コンセプトはだいたい感じるものはありますよ。でも違う。ずいぶん違うんじゃないのかなぁ。
正面のおかみさんと何か話さなければとも思ったんですが、この白い仕切りみたいなヤツのおかげで、微妙に見え隠れするくらいなんですよ。お互いに。正直もう落ち着かない。
と、奥の方から「はいスープ!」というおやじさんの声。おかみさんはカウンター越しの寸胴からどんぶりにスープをすくい入れて、厨房らしき引き戸の奥に運んでいくのでありました。ラーメンは奥でやってるみたい。カウンター越しでは寸胴を温めているだけのような。でもスープの香りというかラーメン屋らしい香りはないんだよねぇ。練炭臭いくらいで。
はい、塩ラーメン。
さぁいよいよ登場したのが最初の写真のネギ油塩味与作ラーメン。550円。薄暗い店内の蛍光灯の下の写真だから色味はどうだったか‥‥そんなに違ってはいないかな。色じゃなくて味なんだよなぁ、大丈夫かなぁ‥‥。
まずはスープをひとくち‥‥あ、ほどよい甘みの、嫌いじゃないなぁ。
麺は表に「自家製麺」と書いてありました。から、ここでやってるんだと思います。そうか、引き戸の奥か。やや太めの平打ち。あとでよく見たんですが、メニューが吊してある写真、あのメニューに「刀削麺風(包丁切)」ときちんと書いてるあたり、正直なんだなぁと思いました。(^^;
自分としては、コシの感じというか全般的な食感などからフェットチーネ風と思いました。悪くないなぁ。味玉というか燻玉かな、これが表面ちょっと硬いかな。黄身もしっかりウエルダン。あとチャーシューはモモ肉のようですが、これもやや硬めでもっそり感が少々残念。ですが、全体としては予想外に(失礼)おいしかったです。スープ最後まで飲み干そうかとも思ったのですが、検診受けてきたばっかりだからなぁと思いとどまりました。もう少しさっぱりしてた方がいいかな。
ごちそうさまとどんぶりをカウンターへ返して、ティッシュで口元など拭いて‥‥さてどこへ捨てるんだろうと何気にネコちゃんの顔を上げてみたら、あ、これゴミ箱のようでした。(^^;;; でもなぁ、そのすぐ隣でラーメンすすってたと思うと‥‥。普通のゴミ箱を足もとの方へ置いた方がいいんじゃないかなぁ。
というわけで、550円払って改めてごちそうさまと言って、ようやくおかみさんの言葉が普通に聞こえてきました。
はい 400円お返し。飴、はい、飴 持ってぎな。
どうしても飴なんだなぁ。生・沖縄黒飴というのをごそっと一掴みくださるんですが、別に要らなかったので断るものの申し訳なくてそれじゃ少しだけ‥‥と3ついただいて店を後にしたんです。
そう、それが昨日の写真でありまして、ガムは持っていたんですが、途中何だか疲れてしまって甘いものがほしいなぁと思ったら、飴ちゃんがあって助かったんです。感謝感謝です。
その店を後にしまして、次第に街の中に入ってきまして、するとこじゃれたラーメン店がけっこうあるんですよ。あと少しだったのにどうして急いじゃったんだろうなぁと、ずいぶん考えました。意外においしかったんですよ。そこだけ考えれば後悔する必要はないんですが、ん〜何だろなぁ‥‥。
入るときはえいやっ!の勢いだけでいいんですよ。それだけだもん。だけれど、食べ終えて道路に出るときは、車の流れがあるからずいぶん待たされるわけです。その間おいおいその店でかよ‥‥みたいな視線にずっと晒されるのにじっと耐えなければならないです。これはけっこうつらいものです。
ただね、この経験をしたら、町外れの、いやずっと山の中の、地元の人もよくわからない何か最近始まったらしいんだけどさすがにちょっとなぁ‥‥という中華料理店にだってぜんぜん行けそうな気がしてきたんだよねぇ。ニーハオって。(^^;;;
後ほどゆっくりお聞きします。(^◇^)
投稿情報: mopapa | 2014/10/02 17:12
忘れないうちに早めに行かないといけないかなぁ。
投稿情報: hiromaru | 2014/10/05 17:17