花は咲く

　お城山へ登ったあとは、だいたいい北町へ下ります。土手のようなところをいつもは一気に下りるのですが、ニリンソウが咲いているのを見つけ、今日はゆっくりと下りました。
　ニリンソウの若芽って山菜として食べることがあるんだそうですね。んでその葉っぱってのが毒性のたいへん強いあのヤマトリカブトに似ているんだそうな。そして悪いことに、同じ環境に生えるんだそうですよ。
　この時期白い花を付ける草丈15センチほどのニリンソウに対して、ヤマトリカブトは草丈１メートルになり９月頃紫色の花を付けます。ぜんぜん違うんだけど間違ってしまうんだと。ニリンソウ食べようなんて思わないことだな。

　ツバキの花が終わりを迎えています。これくらいだとね、わびさびも感じられるような、風情があってよろしいのですが‥‥。
　実はうちの庭にもツバキが咲いているのです。でも、めちゃくちゃ咲いていて落ちた花も相当な数で、写真撮るのもはばかられるくらいなんです。逆にだらしなく見えてしまうというか‥‥。今年は花芽がずいぶん多いと思ってたんだよねぇ。

　山の中を歩いていると、こんな鮮やかな瞬間も少なくありません。杉林の隙間から差す光が若葉だけを照らしてくれます。黄緑色の花が咲いたように。さっさと歩いてしまうと見逃してしまう。
　光の強さ、高さ、向き、時間帯や天候次第でいろいろだから、黙々と進むんじゃなくて常にキョロキョロ辺りを見回してるオレ。昨日飲み過ぎ食べ過ぎの分、今日はいつも以上に歩かなければと思うのですが、時間がかかるばかりで‥‥。
　ズボンはけっこうゆるゆるになってきているんですけど、でももう少しウエストサイズへの効果があってもいいんじゃないかと思ってるんです。こういうところが原因なのかもだなぁ‥‥。

　種類が違うからなんでしょうが、お城山・町民の森付近にちょっとヘンな咲き方をしている桜があります。根こそぎ倒れていたのでした。それでもしっかり花は咲く、その生命力の強さに驚かされます。
　実はこれだけじゃなくて、桜だけじゃなくて、梅も、竹も、杉も、とにかくいろんな木があちこちで倒れたり折れたりしているんです。２月中旬のあの大雪のせいです。今になって被害の大きさを改めて感じたりしています。