先週書いたとおり、季節は蓮始開(はす、はじめてひらく)になっているので法蔵寺へ撮影に行ってみました。未明まで雨が降っていたようですがどんどん回復して時折青空も見えるようになり、境内は澄んだ空気に包まれていました。
まだ蕾も少なくありませんが、花はけっこう開いた感じです。微妙に遅かったか‥‥と思わないでもないですが、とにかく間に合ってよかったです。
雨が降った様子はあまり感じられなくて、蓮の葉にも水滴はそれほどなかったのですが、サワサワと風に揺れる様子をファインダー越しに見ながらシャッターチャンスを伺っている、それだけでもう十分楽しかったりするんだよなぁ。
蕾がたくさん並んでいる様子もまたいいものです。薄曇りの空に緑一色というのもまたいいものです。
蓮の花ひとつひとつは4日間くらいで終わってしまうのだそうですね。1日の中でも夜の2時頃から開き始め明け方には満開になり、また10時頃には閉じてしまうのだとか。
ということは、これ9時半頃なんですが、閉じていないのはもう4日目の花で、蕾と思っていたのは花が閉じたものなんでしょうか。まだ咲き始めかなぁと思ってみていたものが閉じる途中のものだったのか‥‥。
次の週末あたりはまだ見られると思うので、明け方に行ってみて、10時頃にまた行ってみて、できればその中間にも行ってみて、その変化をはっきり確かめてみたいものです。でもそれほどヒマではないよなぁ。
なんて言うとちょっと興醒めというか、風情がないような気がしますね。正直なところそんなのはどうでもよくて、花がきれいだとか咲き具合がいいとか、この葉っぱだって緑の色合いがいいし、茎や葉脈による濃淡がおもしろいし、あぁ今年も蓮の写真を撮れてよかったなぁと思うのでありました。
そろそろ帰ろうと思ったら、予想どおり雨が降ってきました。さらさらとした弱い雨なので、濡れながらもあわてずゆっくりと家路につきました。ほどなく上がってまた晴れて、そして夕方また一雨と、梅雨の末期という感じです。さぁいよいよ梅雨明けも秒読みでしょうかねぇ。
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