金環日食のときはちょっと構えすぎた感がありました。太陽を直視してはいけない、カメラも直接は危険、それはわかるんですが、あれほど言われるともう素人考えでヘタな行動なんかゼッテーしませんよ私は‥‥と思うタイプ。すげビビリ‥‥。
だから専門の遮光フィルター準備しなければカメラで撮ってはいけない、撮るなら買わなければ‥‥と思ったのですが、すごい高いの。10万分の1とかに減光するヤツだと定価で1万とか1万5千円とかするんですねぇ。幸か不幸か金環日食には間に合わなかったので買いませんでしたが、太陽もカメラも急に遠い存在になってしまったような‥‥。
で観察のとき、いただいた日食観察用シートをレンズのところにあてがってやればそれでOKだということを知り、自分の中で壮大な天文学がにわかに図画工作的レベルまで急降下しまして、でも逆に太陽もカメラも近くに戻ってきたような気になったのでした。
観察シートをあてがうだけなら、自分で作ればいいじゃんとか思いまして、「金星の太陽面通過」に向けてまたまたチップスターなど買い込んできて、まずはビールなど飲みながら頭の中で設計図など描いてみるのでありました。
宙玉レンズとは違うし、そもそも今回はマイクロフォーサーズ用レンズでありますから小振りなんですな。チップスターの筒はちょっと大きすぎました‥‥。
プリングルズはやや太めなので最初から買いませんでした。紙コップも考えましたが使いたい底の部分は細すぎるような。それで紙容器のヨーグルトを数種類買いましたが、他にもうひとつ買ったあれがいきなりピッタリでありました。
それはコアラのマーチ。何となく試してみましたらたいへんいい感じ。六角形だけどそれが逆に適度なテンションになってフィットします。
レンズキャップがポロリと入ってジャストサイズであることがわかりました。いいものがあるんですねぇ。
というわけでさっそく工作開始。実際に使うのはたったこれだけ。先っぽの羽根(?)の部分は1cmくらい、胴体の部分は2cmくらいで切り落とします。
羽根の部分、きちんとコーナーをカットしてこだわり感を演出したら、さぁ。日食観察用シート登場です。これに貼り付けます。
羽根の部分に両面テープを貼りこんな感じで貼り付けていきます。レンズキャップを中にあてがってやると六角形がいびつにならずにできます。
周囲は不要ですので思いっきりカットしてしまいました。シートの真ん中に貼ってしかもカットせずそのまま使えば、太陽を直視する確率が低くなるので一応そちらをオススメすることにします。ここからはもう自己責任ですからね。
でももうだいたい終わりなんですが、観察中に剥がれてしまっては困るので、思い切ってホチキス留めしました。針に引っかからないようその上からセロテープも貼りました。
そのうえで、周囲の角をカットして丸っぽくしてみました。
じゃーん完成!! 継ぎ当てみたいで思いっきりチープ‥‥。_| ̄|〇
あ、どうせならチマチマと丸くつないでやれば正に金環のイメージだったなぁ‥‥。
まぁいい、まぁいい。とにかくフィッティングはバッチリです。残念ながら写っていませんが「期間限定」の文字がむしろ誇らしげな、コアラのマーチ ココア&バニラアイス 夏季限定特製NDフィルターです。かわいい。
正面から見るとほら‥‥ちょっと残念な仕上がりだなやっぱ‥‥。見た目はいいの、写してなんぼですからね。明日はきっといい写真が撮れるはず‥‥と思いきや、あれ〜どうやら天気は下り坂じゃん‥‥。
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