デジカメのいいところは撮ったその場で写り具合を確認できること。ダメなら何度でも撮り直せばいい。ただ、コンピュータにデータを転送して実際の写真を見ると、微妙にイメージが違ったりすることもないわけではないです。画像処理エンジンはもちろんですが、液晶モニター次第というところもありますよね。
E-620 のときは、ファインダー越しに切り取ったそのイメージを液晶モニターで見ると色味が違っていたり暗かったりしてました。だからそこに経験値を足したり引いたり・掛けたり割ったりして再度イメージを作り上げ、実際のデータを見て「まぁこんな感じだったんだな」って撮り方をしていました。場合によってはフォトショで補正したりしますし、正直なところ正に記憶色でしかなかったのです。
こうした逆光の場合など特に顕著でした。だからこそそこをうまく補正する楽しみがカメラにはあるんだとは思うんですが、できれば簡単に撮れる方がいいですよね。
E-M5 の液晶モニターはそこがぜんぜん違っていて、かなりリアルに表示されるなぁと感じます。今見ていた風景の色が液晶モニターでも同じように再現されていると感じます。実際にコンピュータで見てもほとんど変わりません。
だから余計な四則演算など考えなくていい。自動のホワイトバランスも E-620 なんかの比ではない秀逸さだから、被写体にピントを合わせさえすればおおむね意図した写真が撮れるような気がします。当たり前のことかも知れませんが、これはホントに気が楽です。
いつもの森のいつものこんな風景も、何も気にすることなく素早くシャッターを切るだけです。奥に見える遅い桜の花もちゃんと薄桜色に写ってくれてます。朝の緑もその場で確かめたとおりだし。
EFV は明るくてフレーミングもしやすいのですが、暗いところさえも明るくして見せてくれるもんだから、液晶モニターで再生してみるとずいぶんイメージが変わってきます。だから、併用というか液晶モニターでのライブビュー撮影が主になりつつあります。
ただそれは多少なりともバッテリー消費が大きくなりますので、撮影枚数が大幅に減ってしまいます。E-620 ではフル充電で数百枚撮ってましたが、E-M5 は 約110枚でバッテリー切れとなりました。モノが違うので同じようには比較できませんが、200枚程度の撮影ってけっこうありますからバッテリー2つじゃ心許ないように思えます。
実は今日は ED 14-150mm/F4.0-5.6 というレンズでの初撮りでした。E-620 のとき便利に使っていた 18-180mm に替わるものです。広角側はまぁそこそこ、そこから約10倍の望遠ですから撮影の幅は広がりますね。
そこにカメラの設定で画角を2倍にする機能(デジタルテレコン)を利用すると、35mm 換算で 600mm 相当の望遠ということになります。ぜひカワセミ撮影に役立てたい。できれば 75-300mm のレンズがほしいです。
デジタルテレコンは使わず普通に望遠側で寄ってマクロ的に撮ってみる。30cmくらいまで寄れるようですがだいたいこんな感じです。スギナですからまぁこんなもんでしょう。でもホントはもう少しでかく撮りたい。ここでデジタルテレコン使ってみるべきだったなぁ。
ただ、昨日紹介したキットレンズの 12-50mm のマクロモードだとこんなのが撮れるんですよね。ん〜どっちを常用レンズにするか‥‥ちょっと迷うところです。望遠とマクロ、自分の使い方は両極端なんだなぁと実感します。まぁ用途に応じて交換すればいいことなんですけどね‥‥。
まだ2日ですからたいした使えていないんですけど、写真を撮るのが一段と楽しくなってきたような気がします。カメラ(とレンズ)によってこんなに違うの?と改めて感じています。このカメラいいわぁ‥‥。
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