新聞やテレビなどでご存じかと思いますが、東京電力から「自主的避難等に係る賠償金の請求」に関する書類が本日我が家にも届きました。卒業式の日、あれからちょうど1年‥‥というのが何だかいかにもって感じがしないでもない。
ウチは単純に@8万円のN人分でして、特に添付すべき書類もないので名前を書いてハンコ押して封筒に入れ郵便局へ持っていくだけ‥‥です。
それだけと言えばそれだけ。でもいろんな思いがあるものでして、正直なんだかなぁ‥‥な気持ちです。
賠償対象期間・3/11〜4/22以降の「放射線被ばくへの恐怖や不安を伴う生活制限による精神的苦痛」に対する賠償はいったいどうなるものやら。健康被害が明らかになるのはまだ先のことだろうけれど先のことだけに身も心も経済的にもなおさら不安。不安だったら思い切ってここから離れる‥‥のはそう簡単なことじゃぁないと‥‥。
いや、ここに住むと決めたんだと、そう思っているんです。だけど現実は日ごとわずかながら不安が大きくなっているような気がするんだな。いろんな人からいろんな情報を聞いて、その時はお互いほとんど笑って流してしまうんだけど、ふと何かの話のついでにそれを思い出してなるほどと思ったりハッとしたりして‥‥。
つくづく何も知らないんだなぁと自己嫌悪に陥ることもあります。ただ、さまざまな不安から何も耳に入れたくないという思いも実はあるんです。聴いてるようで聴いてない。っていうか聴きたくない‥‥。
見えない恐怖です。数値が示す現実というものがいったいどんなことなのか、こうした不安があと何年何カ月何日で解消されるのか、食材はホントに大丈夫なのか、自分はともかく家族はどうなのか‥‥。この賠償金で恐怖や不安、精神的苦痛がどれだけ解消されるのだろうか‥‥。
そんなことよりも、早くスパッ!と答えを出して見える化してほしいんです‥‥。
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