そんな愛情1本のおかげ(かどうか‥‥)で、どうにか目的の長尺印刷をすることができました。ヘッドはやはり全交換、インクは黒のみ交換でしたが、基本的にプロッタはぜんぜんオッケー。
問題はソフトウエアなんですが、3年、5年という期間は、PCに関してはもう一昔も二昔も前のことになってしまいますからねぇ。何をどの程度維持していくか、しかも属人的にならないように‥‥、なかなか難しい問題ではあります。
結果的に、状況の割にはまずまずの仕上がりで、どうなることやらと静かに見守っていたみんなも「なるほどこうなるのね」と安堵の表情でした。一向に全体像が見えてこないジグソウパズルも、たったワンピースが見つかると一気につながっちゃうみたいな、そんな感じだったかも。
仕事というのは計画的に着実に積み重ねていくのが基本なんでしょうけど。みんなで分担しながら仕上げていくようなものはなかなか形が見えず実感がわかなくて、でもあるとき忽然と答えが現れて鳥肌が立つような、そういうおもしろさが大切なんでしょうね。
そんな立派なものではないけれど、よしじゃぁオレも仕上げなくちゃ、こっちをみんなで片付けちゃおう、そうしたわずかな意識の高まりにつながっていい仕事ができるんだろうなぁ。
連携って情報交換だけじゃダメなんだね。成果を共有しないと実はつながらない。逆に言えば、お互いのためになることをやっていかないと、こっちの取り組みを理解してくれと言ったってそれはちょっと厳しいですよね。
スポーツだってそう。個人競技は別として、野球もサッカーも駅伝も、それぞれの成果がわかるからこそ、観戦だけでもつい興奮して見入ってしまうのでしょう。誰が打った、誰がシュートした、誰が順位を上げた、それは確かに見どころですが、それぞれのポジションでつないでいるからこそできること。
今さらこんな話とも思うんだけど、改めて考えるとね、どうも世の中は(自分も含めて)あまりにも他人任せのような気がして、何でも誰かのせいにして、なおかつ自分はその外側にいるような気になっているように感じるんです。
間もなくあれから1年になります。震災や原発事故っていったい誰の課題なのか‥‥あれこれ考える毎日です。
12.03.08 写真がないと淋しいので貼り付けました。本文とはあまり関係ありません。
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