一昨日は魚がたくさん泳いでいたのに、今朝の川はすっかり干上がっていました。このすぐ下の堰を開けたんだな。治水できるようなものではないから雨に備えてどうかするというものではなさそう。どうしたんだろう‥‥。
逆に雨が少なくて水の循環が悪いから水質改善のために一度水を抜いてしまう‥‥みたいなことか、ん〜そうかもしれない。
あんなにたくさんいた魚はどうなってしまったのか、カワセミはこの状況でもだいじょうぶなのか、ちょっと心配しながら上の堰跡の方へ行ってみました。
もちろん上の方は普通の流れ、何も変わりません。カワセミの姿は見つけられないけれど、とりあえずいつものように30分は粘ってみることにしました。
約15分後、下流からすーっと飛んできました。堰跡を越えるときは数メートルくらいジャンプするみたく飛びます。段差は1メートルもないところなんですけどね。そしてまた滑空して水面すれすれのところを上流に飛んでいってしまいました。
少し見ていたら、セキレイか何か他の鳥も同じように高く飛び越すから、それはカワセミだけじゃないんだな、たぶん。
さてそれから約5分後、同じようにまた下流から飛んできました。そして同じようにこの堰跡を越えて上流へ。しっかりとその後の行き先を追ったら、向かい側のススキに留まったのが見えました。これまで観察してきた経験から、一気には飛ばないということを知りました。かっこよく飛んでるわけではなくて餌を探しているんです。だからそう簡単には遠くまで飛んで行ってしまうことはないんだな、たぶん。
ちょっとでも近づこうとそっと小走りで居場所を見つけて腰を下ろし、シャッターを切ろうかと思ったら切れない。撮影枚数もういっぱいですの表示。_| ̄|〇
全消ししてる暇もないと思い数枚削除してしのぎますが、またいっぱいに。また消してまたいっぱいに‥‥。そういうドジな様子を察してか、カワセミはしばらくじっとして付き合ってくれました。すまんすまん、それじゃ30枚くらい消すから待ってて‥‥。
さて、気を取り直して様子を見ていると、今日は右を向いたり左を向いたり落ち着きがありません。餌を探しているのがわかります。するとここから一気に川へダイブして魚を捕りにいったのですが、残念ながらダメだったみたい。
そのまままた上流へ飛んでいくのかと思ったら、ちょっとだけ移動してまたススキに留まって川の方を見ています。自分も移動。そしてまたダイビング。また失敗。
さらに数メートル上流へ移動。この体勢からまた‥‥失敗。ちょっとヘタだなぁと思うんですが、自分もその川にダイビングする瞬間を狙ってみるもののやっぱり自分もヘタで‥‥そう簡単じゃないんだねぇ。
そうこうしてる間にここまで来てしまいました。向かって左側には普通に車も人も通っている担橋があるところです。それでもあきらめずに川を見ているカワセミ。
実際の高さはこんな感じ。っていうか普通に歩いてたらそんなところにカワセミがいようとは思わないですね。こんな高いところからでもダイビングするんですよ。残念ながらこれも失敗に終わり、担橋の下をくぐって上流へ行ってしまいました。すぐにピーピー鳴く声が聞こえましたが、たぶん「くそーっ!」とか言ってたんでしょうね。
わかるわかる。自分もそうだもの。だったら水面にカメラを向けておけばいいんじゃねと思うんですが、望遠レンズのかなり狭い範囲のことだからねぇ‥‥。なんかちょっとこのカワセミには親近感を覚えてしまいました。
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