教職員組合の企画で開催された「沢知恵コンサート」に行ってきました。会場は「三春交流館まほら」。凛とした声でメッセージ性の強い歌を聴かせていただいたなぁという感想。たいへん満足しました。自分めったにコンサートとか行かないもんですからなおさら、こういう歌っていいなぁと感じた次第です。
盛岡スコーレ高等学校の校歌というのにちょっと感動しました。アンコール曲は「今日の日はさようなら」でしたが、何だかね、いろいろと思うところもあったりします。
いつまでも絶えることなく友達でいよう
明日の日を夢見て希望の道を
空を飛ぶ鳥のように自由に生きる
今日の日はさようならまた会う日まで
信じ合うよろこびを大切にしよう
今日の日はさようならまた会う日まで
小学校5、6年生の時、担任の先生にいろんな歌を教えてもらったんです。この曲も多分そうですし、ドイツ民謡の「別れ」とかもそうだったような。まぁそんな歌が多かったような気がします。
当時は、文語体っぽかったり具体的でなかったりで、歌詞の意味がよく理解できなかったのですが、歳を重ねるに連れて、友達を思うとか、別れを惜しむとか、そういう場面に出くわすと、ふとそれらの歌がふぅっと浮かんでくることがあります。この歳になっても‥‥この歳だからこそ、なのかなぁ‥‥。
その当時の教室の雰囲気とか担任の先生の顔なんかもいっしょに蘇ってくるんですが、すると、あぁいい歌を教わったんだなぁって思うんです。だから今でも数年ごとにクラス会などを開けるんでしょうかねぇ。
コンサート終了後にCD販売とサイン会が行われていましたが、次の予定もある中わんさと集まっていたのであきらめました。
さて、引き続いて「ONE SHOT ONE KILL」という映画を見ました。アメリカ海兵隊を志す若者がブートキャンプで12週間の訓練を受け卒業するまでを追ったドキュメンタリー映画です。コンサートが90分だったのに対してこちらは120分も。ずーっとそれだけだったのでなおさらウンザリしてしまいました。
自分を変えたい、人生を切り拓きたいという思いで入隊するのですが、翌朝にはライフルが渡されて銃剣の訓練を受け、敵を殺すという任務を負いそれに向かっていくんですね。数カ月後には戦場の前線に立つわけです。
虐待は許されないけれど服従はしなければならない‥‥。間髪を入れず考える余裕など与えないで命令に従うように訓練していく。それが厳しく厳しくすすめられるわけですが、やさしくやさしくすすめられている‥‥そんなふうにちょっと見方を変えてみると、それって子どものしつけとか学校の中とか、さもありなんと思えたりもして、背筋がゾゾッとしちゃったり‥‥。
音楽を聴いてシアワセでいられる、そういう国に生まれて良かったと思います。でもこの格差社会でどんな事件が起きているか、今後何がどうなっていくのか‥‥と考えると、それこそ背筋が凍り付きそうになります。
政治はいったい何をしているのかと怒りさえ覚えますが、まずは自分だなと考えるとき、かのエンペラー吉田翁も仰った「偉ぐなくとも正しぐ生ぎる」ことからだなぁ‥‥なんて思いながら帰ってきました。
ん〜なんかまとまりのない話になっちまったなぁ‥‥。
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