いつも通ってる道端、雨の後は必ずうっすらと水たまりができています。ここに映る空や雲の様子っていつも何だかいい感じなんだなぁ。
もう何年も歩いているんですけど、ここを車が通るということはなかったんだなぁ。工場のすぐ隣で、そのちょっと手前に駐車場があるから車はそこに置くものと思っていたし、最近は別の場所に広い駐車場を作ったようだし、だから車の音がするなぁと気付いていても、この水たまり撮影に専念してしまっていた次第です。
直後、微妙に空気が違うなぁと感づいて、上体を起こす動作の流れのまま道を空けました。若いお兄さんの車でした。ギロッとにらまれました。自分はその動作の流れのまま帽子を取って軽くお辞儀もしたんだけど。流れのままっていうのが気に入らなかったか。
わずか数秒のことだけど、写真撮ってるのを待つのってけっこうイライラするもんですよね。でもねぇ、どうしてここを通るのかというのがね、イマイチわからなかったんだなぁ。確かに非は認めますが、その車もけっこうギリギリまで迫ってるんですよ。ボンネットの鼻先でオラオラァ!って言うみたく。朝からテンション下がっちゃった‥‥。
カワセミに会えるような気がして川沿いの道を行ったり来たりしました。必死に歩くおばちゃんたちはあいさつだけで精一杯。歩き慣れてる風なおばちゃんは、風景とかいろいろ楽しみながらという感じで会話になったりもします。
カワセミを見た日は特別な日と思うようにしているそうで、先日は堰跡のところにつがいでいたという話を聞いたとのこと。残念ながらカワセミには会えませんでしたが、やっぱりあそこにいるんだと嬉しくなったりします。
が、一方にはヘンなオヤジがいて、これは軽自動車で走ってくるんですよ。そうしてわざと車を寄せてくる。以前、追い越し際に窓を開けて何かブツブツ言われたことがありました。その後、今日と同じように車を寄せられて、いつかのオヤジだなと思ったんです。それで今日が三度目なんですが、おおむね状況を把握しました。
たぶん左側を歩いているのを注意するんだと思います。ブツブツ言われたのはそのことのような気もするのです。が、車を寄せてくるのは正面からなんですね。自分こそキープレフトを守らないどころか、歩行者も守らない、ヘタすりゃ殺人未遂ですよ‥‥。だいたいそれほど往来が激しいところじゃないんだし、決して撮影に夢中になってるわけじゃないんだし‥‥。カワセミを撮らずにその軽自動車を後ろから撮りました。超望遠なのでナンバーもよくわかります。はぁ‥‥。
どうも最近世の中がヘンになってきたと思います。「規範意識」なんて言葉を使うとものすごく堅苦しい話になってしまいそうですが、言葉も行動もかなり暴力的で、それが一線を越えなければ許されてしまうような風潮があるような気がします。一線を越えた殺人とか虐待とかが報道されない日はないし‥‥。負のスパイラルか‥‥。
中町の一角に重機が入りました。いよいよこの周辺の整備というか再開発が始まるわけです。反対側を流れる桜川の河川改修工事も進むのでしょう。マチの中にある中学校もあと2〜3年で別の場所に移転・統合します。三春町が大きく変わっていく時期なんだなぁと思っています。
昭和30年頃の郡山・田村の暮らしぶりなどがわかる写真集が発売されました。この町もずいぶん様変わりしたものだと思いました。まだ生まれていなかった時代の写真が多いのですが、でも小さい頃の懐かしさも伝わってくるように思います。まだまだ貧しかった。でもそれはモノの話であって心はとても豊かだった。今はどうでしょう。モノは豊かになったけれど心はホントに貧しいと思います。
マチが変わっていくのはいいけれど、それに反比例するように人の心がすさんでいくようなことにはなってほしくない。人が豊かになっていくような整備事業になることを望むばかりです。
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