極彩色の風景から一転して、今朝は薄墨の筆をささっと走らせたような、正に水墨画のようなぼんやりした景色が霧の彼方に浮かんでいるようでした。遠くの山並みなど見えません。近くでさえやっと。なんとか橋が写りました。今朝の霧は濃かったなぁ‥‥。
このまま一足飛びにモノトーンの冬を迎えてしまうことはないでしょうが、でもやっぱり秋が名残惜しい限りです。
そういえばこの秋に雨ってどれくらい降りましたっけ? 秋の長雨なんて言葉がありますが、今年長雨でしたっけ? 梅雨明けがないまま立秋を迎え、立冬前に雪が降り、この冬の雪は多いのか少ないのか、なおさら見当もつきません。
11月ももう半ばになります。職場でも間もなくヒーターが入ります。時候のあいさつは晩秋ではなく初冬ということになりましょうか。忘年会の話も年賀状の話も、あれもこれも‥‥なんだか急に気忙しくなってきたような気がします。
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