蝉

　あちこちでセミの抜け殻を見つけます。この標柱、上の方にもくっついてるのわかりますか？　その後反対側を見たら下の方にもくっついていました。この近くの土の中にいたんだろうなぁ。兄弟かな。
　７年間も土の中で過ごしてやっと成虫になったかと思うと、わずか７日間ほどで死んでしまうなんて、何だかかわいそうですよね。ミンミン、ジージー、やかましいわと思いますが、「蝉時雨」と漢字で書くと少々風情があってよろしいです。たった１週間、思う存分鳴きなはれ‥‥。

　この標柱のちょっと手前の草むらで、バタバタもがいているセミがいました。羽根が折れたのかと思ったけどそうではなさそう。飛べるんだったら子孫繁栄しなはれと言い聞かせたら、手の平から飛び立っていきました。そう言えば、２週間ほど前にも似たようなことがあったなぁ‥‥。

　その直後、こんな光景を目にします。悲しいけれど、こうして自然は成り立っているんですね。ヒトはそんな生態系をどんどん変えてしまいました。自然災害はゲリラ的に発生するようになりました。間もなく秋を迎えますが梅雨は明けません。夏らしさ？今年そんなのあったでしょうか‥‥。
　いずれヒトもこうして滅びていくのかと思うと何とも恐ろしい限りです。