以前勤務していたところでお世話になった方が逝去された旨新聞で知り、告別式に参列してきました。つい先日のことのように思い出されますが、あれからもう25年ほど経ってしまっており、亡くなられた方もすでに80歳を超えていらっしゃっいました‥‥。
自分にとっては父親くらいの年齢でしたし、逆に言えば息子くらいの歳だったからでしょうか、こうしたい・あぁしたいという提案をいつも「やってみよう」と受け入れてくださって、だから自分もヘタなことはできないと必死だったりして(と言うよりイケイケだったかもなぁ若さ故‥‥)、何だかとても懐かしい思いで遺影を拝見しました‥‥。
今はもう年賀状のやり取りくらいだけになっていましたが、年賀状は実にシンプルかつオーソドックスなもので、単色刷りがそれをなお強調しているのです。そんなイメージがどんどん強くなっていたような‥‥。
受付のちょっと先のテーブルに、故人と東京の方にお住まいのお孫さんとをつないでいた「はがき」をファイリングしたものが展示されていました。当時小学生だったお孫さんたちに、毎月、いやもう少し短いスパンかな、「おまごさん」というタイトルの新聞的に編集した絵はがきのようなお便りを送っていたんですね。
年賀状からはとても想像できないような手の込んだ“作品”で、季節感や愛情に満ちあふれた日常の一コマがズドーンと響き渡る感じなんです。時間がなくて細かく見ることができなかったのですが、改めて1枚1枚読んでみてぇ‥‥。
その「お孫さん」が弔辞をお読みになったのですが、なおさらジィ〜ンときてしまいました。
昨日の雨は何だったんだろうって思うくらい見事に晴れ上がりました。午後には強風も収まり、また赤々とした夕陽を見ることができました。きっと明日も晴れて暑くなることでしょう。
陽が沈む‥‥人生で言うと最期のようなイメージがないわけではありませんね。会者定離のごとく出会いはいずれ悲しい別れにつながります。しかし陽はまた昇る。また新しい日が始まる。そういう繰り返しなんだなぁきっと‥‥。
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