コンピュータでの文章入力に際しては、ATOKが文脈などからAI変換してくれたり、類語等を表示してくれたりするので助かっており、もうすっかり頼りっきりなのだ。だからいざ手書きになるとやたら不安になってくる。知ってはいるんだけど何かちょっと字面がおかしくね?なんてつい思ってしまうから、今や電子辞書が手放せなくなってしまった。
ホントのところは、ホンモノ?の分厚い辞書をめくって調べる方が、思いがけない言葉などを見つけたりできるから楽しいんだけど、厚さ8cm・重さ3kgもある辞書を持ち歩くわけにはいかない。電子辞書だってそれなりに楽しみはあって、ジャンプ機能などもそのひとつだし、音を聴くこともできたりするし、そして何よりもその膨大なデータ量が圧巻で、メインの国語辞典や和英・英和辞典の他、数十タイトルが収録されているものが少なくない。その気になれば電子辞書ひとつで一日中遊んでいられる。
とは言え人間の欲望はキリがなく、8cm・3kgのでっかいモノが電子手帳サイズになっても、それはそれでやっぱりじゃまになる。いつでも使いたいんだけど、電子辞書って意外に持ち歩かない。いざという時とっさに辞書を引けるというのが理想だから、いつでも持ち歩くケータイに辞書が入っていればいいのだ。
というわけで、iPhoneに大辞林とウィズダム英和・和英辞典とをインストールした。大辞林は最近CMでもやっているが、インデックスページからカテゴリを選択してスクロールしながら階層深く入って検索するか、検索後を入力して前方または後方または完全一致で検索するか、というのが基本。左右へ指先で画面をすばやくスクロールさせたりするのは、ちょうどページをめくる感覚にも通ずるような、辞書を引いてるみたいな愉しさも感じたりする。
ウィズダムの方は、検索する文字を入力していくと前方一致でヒットしてくるシンプルな方法だけど、自分としては必要十分だ。
たくさんのタイトルが収録されている電子辞書だけど、現実は国語辞典と和英・英和辞典くらいしか使わない。が、それ以外のことって電子辞書よりもネット検索の方が便利だったりするのも現実で、それはSafariが担当してくれる。
つまりiPhoneそのものが「ケータイ辞書」化したために、電子辞書はこれでお役御免となり、子どもたちが使うことになった。次は漢字源がほしいなぁとか思ってる‥‥。
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