第30回全日本大学軟式野球選手権大会、城西国際大学が優勝した。昨年度は決勝で涙を呑んだだけに、喜びもひとしおだろう。神宮でのナイターなんてすげぇなぁ。
全く関係もないのに昨日の講座でこの決勝戦のことを話題にした。オレは息子がその場にいて、だから講座どころではないのだと、いやそんな夢を見ていたんだけど初戦敗退しちゃったから実は何でもないのだと、だけどその決勝戦にはチームメイトだった選手のいる別の大学が出場することになって、結局はソワソワしちゃってるんだと、まぁそんな他愛ない話だ。
今思えば、彼は何で田村になんか入ったんだろう。シニアリトルで全国大会の経験もあるし、素人のオレが見ても野球センスは抜群だし、結局大学でも全国制覇をしたわけだ。明日は本県代表の聖光学院が甲子園に登場するけれど、彼のシニアリトル時代の仲間も甲子園で活躍したくらいだから、やっぱりそれくらいのレベルなのだ。
残念ながら田村は相変わらず期待されながらも鳴かず飛ばずだ。どこの高校も同じだろうが、監督の檄が飛び、日々つらい練習をこなし、でも彼らは野球を続けている。どうしてかと言えば、やっぱりそういうセンスのいい選手の影響は少なくなく、また、アフター部活的なセンスのいいコメディアンいや選手の影響とがいっしょになって、それでチームの一体感ができて、彼らなりに役割がはっきりして目標が定まってくるからだと思うのだ。
そういう意味で、彼の存在は大きかったし、みんな野球を続けているし、そうでもなければ我が家の息子は野球など続けていなかったはずだ。彼にとってはブランクとなるような高校3年間だったかもしれないが、でも大学こそ違っても同じ全国大会へ仲間を3人も連れて行ってくれた‥‥なんて考えると、よくぞ田村に入ってくれたと思わずにはいられない。
高校3年の夏、コールドゲームで初戦敗退という屈辱的な結果に終わった彼らだが、そのときの相手高校と交流試合をする計画があるらしい。せっかくだからもうひとつ別の高校も交えて3校でのOB交流戦となるそうだ。これはまた別の選手の取り計らいらしい。それなりに大人になった今でもそれぞれの役割をしっかりこなしているのだ。
彼らには彼らなりの役割があって、それを確かめるかのように・あの時を思い出すかのように毎年夏に集まってくるのだ。帰省ラッシュも始まった。お盆だ。半年ぶりに息子も帰ってくる。お父さんお母さん方も集まって、その優勝を祝いながら久しぶりに盛り上がりたいものだ。
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