街では観光盆踊り。どうも足が向かなくてもう何十年も行ってない。っていうか、例年両方の実家いずれかに墓参りがてら飲みに行ってるわけで、子どもたちも帰ってきてることだし今年は(も)妻の実家で焼肉と。
ホントのところは炭を熾して然るべきBBQをしたい、それが「焼肉」だろうと思うのだけれど、屋外にテーブルをしつらえてそこでホットプレートでちまちまと‥‥それでもう大半の方々は「焼肉」と納得しちゃってるからなぁ。それに、炭を熾したところで、その片づけがたいへんとか、言い出したのは誰だとか、そういう話になるのは必至だし、だったら黙ってようと、まぁそういうことだ。いいのだいいのだ、楽しくみんなで食べられるんだもの。さぁカンパーイッ!
でもなぁ、せっかくだから、でっかい樽か何かに氷をガサガサ入れてビールをギンギン冷やして、くぅーっ!とか言いながら飲みたいよなぁ。ビール冷やしておくの忘れたそうで。いや大丈夫大丈夫、井戸水だからそれをバケツに汲んで冷やせばいいと、そういう感覚だからなぁ。冷蔵庫の氷をあるだけ入れてみたけどすぐに溶けてしまうような気温。っていうか井戸水の温度‥‥。いいんだいいんだ、ぬるいわけじゃないんだから。少しは冷えてるんだから。お、これはちょっと冷えたぞっ!
仕事のため遅れて来るかあちゃんに「氷買ってきてくれ」とメールして、さぁこれでもっと冷えるぞと心躍ったんだけど、帰着後「なんでビール冷やしておかなかったの?」の第一声を聞いて、どうにか持ち堪えていた自分なりのテンションが、もう一気に下がってしまった。そうなんだよ、ビールぬるいし、焼肉と言うより蒸し野菜炒めみたいだし、でも冷たいビールを飲み干してしまったからぬるいものしか残ってないわけではないんだぞとか、子どもたちが小さかった頃のようにみんながハイテンションを維持できるような歳でもなくなったんだぞとか、それぞれの様子をしみじみ見ながら一人で考えてるうちに、何か思いっきり凹みまくりだった‥‥。
電線にとまるトンボ、その数も増えてきて夕方には秋らしさも感じる。実家も次第に高齢化しているのだなぁ‥‥なんてことも考えるのだ。
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