別に義理立てたわけではないけれど、叔父さんたちの写真展に行ってきました。わざわざ写真展に出向くことなんて今までなかったので、どんな作品があるものなのか、まぁ興味本位というか‥‥でもそこからですからね。
会員6名の作品が約30点、こぢんまりとはしていましたが、すばらしい作品ばかりでした。感想はそれだけかと言われると困ってしまうんですが、どれもホントによく撮れているんです。きれいだし構図もいいし、皆さんさすがだなぁと‥‥。
リバーサルフィルムで撮って、スライドで大写しにして作品の細かいところをチェックして、それで最終的に「写真」にするのは何点かなのだそうです。もちろん何でもかんでもやってたら経費がたいへんだからなぁ。それと、補正などがきかないフィルムですから、1枚にかける思いも大きいんだろうなと思って聞いてました。
そういう意味では、デジタルカメラの技術というのはホントにすごいですね。どんどん撮ってコンピュータなどですぐに拡大して見られるんですから。もっとも、マニュアルで段階的に作品を作り上げていく楽しさというのも、アナログならではの楽しみなんでしょうけどね。
で、自分の撮るものやスタイルとは明らかに違うなぁということがわかりました。きちんとテーマを設定して構想を練ったうえで、また最終的な結果をイメージしながら撮ってるんだなぁと思ったんです。撮影に臨むっていうか、例えばキャンバスに絵を描くのと同じように、ファインダーの中にいろいろなものをぎゅぅっと一瞬に詰めて仕上げるんだと思うんです。芸術性を求めるんだと思います。黄金比のような誰が見ても感じるような安定した芸術性をね。
自分はそんな計画性なんかなくて、ふっと目や心に止まったものをそのとき撮ってるだけですから、生活の一部というか「目」でしかないような。行き当たりばったり、芸術性なんかほとんど考えていないんですが、いかにもありそうな瞬間だからこそ共感はしやすいかもですね。もちろん日常の瞬間にだって芸術性がないわけではありませんし、多少はバランスとか考えますからね。芸術写真と生活写真‥‥かな。いやちょっと違うな‥‥。
あ、芸術性なんて安易に使ってしまいましたが、深い意味なんて知りませんしありませんから、ごく一般的な感覚であるとご理解ください。
いずれにしても、写真と言ってもいろいろあるもので、それぞれの楽しみ方こそが一番ですね。あんな写真も撮ってみたい、一眼レフほしい、やっぱりそう思いました。でも、手軽に撮って楽しめるようになったデジカメ時代の今、それはそれで今後もお気楽に続けられそうでいいもんだなぁと、そんなふうにも思います。自分でプレッシャーかけないよう、一眼レフは当面見合わせ‥‥かな。(笑)
そうそう、叔父さんのご友人の方といっしょにコーヒーごちそうになったんですが、その方は鉄道カメラがお好きなのだそうです。っていうか、鉄道が好きだからカメラも‥‥いわゆる「鉄」系。カメラおたく&鉄道おたくの話が微妙に心地よかったというか。でもMacintoshおたくとしての話題は絶対ひくと思ってそれは出さなかった‥‥。
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