微妙に冷え込んできた東北地方では、暖房器具が恋しくなってきました。温風ヒーターはちょっと前から活躍していましたが、我が家にはついにこたつが登場しました。
猫にとってもそれは同じで、晴れた日はガラス越しの日差しで、ぐずついた日はそれこそこたつの中で、父ちゃんが帰ってきたらコンピュータディスプレイの上で、ゴロゴロとのどを鳴らしながら丸まっているというのが、もうたまらないのであります。
昨夜も待ってましたとばかり帰宅した私を追いかけてきて机の上に横たわり、様子を伺っているげんちゃん。いつものことなんですが、これまでは「もうそろそろ暖まった頃だべ」と、ディスプレイの角などをくんくん嗅いで、ヒョイッと飛び乗るんです。多少デコボコしていてもそこは快適な床暖房状態ですから、体勢を変えつつたまには手をぶらんとしたり上からポインタを目で追いかけたりしながら、のんびりしていました。
液晶ディスプレイに交換して今日で3日目。昨夜のことです。いつものようにくんくん嗅いでいます。横から見る限りどうも様子がおかしい。暖かそうな気配はするんだけど、でも飛び乗れないじゃん、そういう様子がはっきりわかるんです。「ごめんなぁ」などと言いながら撫でてやって、とりあえずは落ち着くんです。が、どうもあきらめきれない。私の大好きな場所がそう簡単に消えるはずないじゃない。そう思うのでしょうか、反対側に回ったりしますがやっぱり同じ。いや待てよ、正面から見たら大丈夫かもしれない‥‥。キーボードの方に回ってきました。すると、ほらやっぱり四角いじゃん、大丈夫じゃん。そう思ったのでしょう。まずい‥‥と思った瞬間、腰を低くした体勢からやおらジャンプして、液晶ディスプレイをなぎ倒してしまうという結果に‥‥。
それでわかっただろうと思ったのですが、その後2回くらい飛び上がろうと身構えることがあってビクビクしていました。予想していたとはいえ、これほどとは思いませんでした。すっげぇ罪悪感‥‥。彼女にとってはここが安住の地だったんですねぇ。あまり好きじゃないりんちゃんを追い払ってくれる(追い払ってはいないけど)大好きな父ちゃんのそばで、あったかぁくなっていられるんだもの。
さぁどうしたものかと考えながら、パワーセーブ機能で暗くなっている画面をふと見たら、あぁ後ろ足でもがいた跡がしっかりと‥‥。爪痕じゃなかったのが不幸中の幸い。
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[コメント]
▼ホリコシケイコ wrote:
可哀相なゲンちゃん。安住の地が無いのは猫にとって死活問題(おおげさ)じゃないですか。ま、ウチの連中は赤ちゃんも眠れる低温あんかの上で、母(私)が小さな毛布を一人一人に掛けてあげて今日は暖をとっていました。寒がりとエイズ猫がいるから半分介護休暇なんだよね。だから寝てられない。それでちょうど、かな。
10/27/04 00:09:40
▼hiromaru wrote:
液晶ディスプレイ、通常は直立に近い状態なんですが、帰ってきたら30度くらい上向きでした。これが限界の角度。日中も挑戦してるんだ‥‥。平均台と考えても無理なんだけどなぁ。
でもやっぱりかわいそうですよね。サーバのディスプレイを取り換えて、自分がコンピュータいじってる時間だけつけててやろうかなぁ。
10/27/04 21:45:25
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