風もなく穏やかで天気のいい日でした。遠く安達太良の山並みがきれいだなぁと思いながらカメラを構えます。が、ファインダを覗いた瞬間その狭さに愕然としてしまうのであります。今日も18-180mmのズームレンズ。広角ではないからせいぜいこんなもの‥‥。(クリックで拡大しますが、次に出てくる写真に合わせたサイズになっています)
そこで取り出しましたるはiPhone。Panoっていうカメラソフトを購入したのであります。350円ナリ。パノラマ写真を撮ってくれる、いや、ランドスケープの写真を何枚か撮らせてそれらを合成してパノラマ写真にしてくれるソフト‥‥であります。
じゃーん、こんな感じ。(クリックで拡大)
撮った写真の右端が左端に薄く残るからそれを次の写真の左端と重ねるように撮ることを繰り返し、最終的には重なりの部分をうまく補正してくれるのであります。まぁ見事なもんですよ。これでおおむね180度のパノラマですが、実際の視界はこれほど広くはありませんね。両サイド20%くらいずつは見えてないかもなぁ‥‥。
あ、右半分の真ん中あたり見える木がふたつ写ってた。(^^ゞ 重ね合わせる場所を間違うとこうなっちゃうけど気にしなければ気にならない。(^^;;; もともと液晶画面って屋外では見にくいし、順光だとなおさら光が映り込むから見えにくいんですよねぇ‥‥。このへんはちょっと残念。
最近は広角レンズ当たり前のコンパクトデジカメですが、ケータイカメラだってけっこうな画質と機能を備えるようになりましたね。だけどiPhoneのカメラはたった200万画素でしかも特別な機能などありません。広角ってほどでもなくズームできるわけでもない。
でも例えばこの350円で驚くほどワイドなパノラマ写真が可能になったりするわけです。OldCameraやToyCameraは正方形写真を撮れるようになったし、エフェクトが増えただけでなくユーザの好みでON/OFFできるようになりました。8枚連写のQuadCameraも楽しい。内蔵の加速度センサーを手ぶれ補正に利用したDarkroomはいざというとき重宝します。猫カメラに犬カメラも‥‥まぁおもしろいっちゃおもしろい。iPhoneの写真系ソフトをひっくるめて、こんなおもしろいデジカメなかったよなぁとやたら感心する毎日なのであります。
何かに書いてあったのですがどこだったか忘れたので、以下自分なりに引用します。
カメラ機能に限らず、ケータイはベストな状態で販売されます。後から何らかの機能を付加することは基本的にできません。つまり使い始めが最高点で以降ずっとテンションが下がっていって新機種に交換したくなる。しかし、iPhoneはシステムがアップデートされるたびに快適になります。App Storeでは多種多様なソフトが販売されていて、それは無料だったり115円とか230円なんてものがほとんどで、ガチャポンみたいな感覚で楽しめます。ガチャ玉の中身は前述のように秀逸なソフトウエアですからますますテンションが上がっていくんですね。まだまだ上がるでしょう。iPhoneのコンセプトさすがだなぁと思っちゃうのであります。
ちなみに、E-510にもパノラマ撮影機能がありました。(^^ゞ が、xD-ピクチャカードじゃないと機能しない。何ともお粗末な話であります‥‥。
コメント