月曜日、ハンコを使おうとしてオレ用朱肉がないことに気付いた。あれぇ、朝からなかったっけぇ? 書類のどこかに挟んだ?いやそれはないなぁ。そっちの部屋で仕事したっけ?いやしてねぇなぁ。ん〜、全く記憶にない‥‥。
翌火曜日。ひょんなとこから出てくるだろうと思っていたけど期待外れ‥‥。水曜日にはあきらめて文房具屋さんに注文した。今日は新しいヤツが届くかと思っていたら届かない‥‥。ちぇっ‥‥。
今週はとりあえずちょっと旧いヤツを使っていたんだけど、色や写り具合が違うと、何て言うのかなぁ、自分のハンコが自分のハンコじゃないみたいですごくイヤなモンである。自分は軽くトントンと叩く程度・優しく使っているから、毎日何十回も押してる割には1年半も過ぎたとは思えないほどの状態を保っている。あぁあの表面の柔らかさが何だか懐かすぃ‥‥。
なんて思いながら、ちょっと細身のボールペンを引き出しから取り出‥‥そうとしたんだけど、そのボールペンもない。あれぇ、そう言えば1週間使ってなかったなぁ。っていうか何でなくなるの?
朱肉とボールペン、朱肉とボールペン、朱肉‥‥と‥‥ボールペン‥‥。そこでついに思い出した。土曜日に書類をバインダーに挟んでそれといっしょにあっちの部屋さ持ってったべした‥‥。
朱肉が手元に返ってきたのはとても嬉しかった。もう何でもハンコ押しちゃうよ状態だった。が、思い出せなくてモヤモヤしていた記憶がそのまま消滅するのではなく、逆にあの時の光景がすっきりくっきりと蘇ってきたことが、こういう歳になるととにかく何よりも嬉しかったりするのだ。まだまだボケへんでぇ‥‥(と強がるのも歳でありまして)。
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