泣きっ面に蜂

　昨日校正のはずだったのに１日ずれてしまい、今日はもうてんやわんやだった‥‥一人で。自分も遅れてしまうことがあるから何とも仕方ないんだけれど、そのせいもあって自分は別の締め切りに間に合わず、自分いったい何やってんだろうなと、飽和状態なのにすげ虚しさ感じてたりする‥‥。
　いくつかの修正箇所が出てきて、とにかく夕方までに間に合わせなければならなくなった。さほど時間はかからないから、少し早めに帰ってちょこっとやれば充分間に合うはずだった。が、なぜかそのイラストレータファイルが開かない。開くんだけど動作がやたら緩慢なのだ。そしてEPS形式で書き出そうとしてメニューから選ぶとここで無応答状態になる。こうなるとフリーズと同じで何も受け付けないからお手上げだ。

　とにかく強制的に終了して改めて起動して、様子を見ながらやっていくんだけれどまた似たような症状になる。土曜日までなんでもなかったのに何でやねん。何でこんな急いでいるときに‥‥。原因がわからない。なしてだべ‥‥。なしてだかさっぱりわかんねぇけども、オラほんとに泣きそうだったよ。そもそも自分のような無計画ノー天気おやじが、こんな係を引き受けたのが間違いだったのだと改めて後悔はしたけれど、今頃言ったって始まんねぇし‥‥。
　今日中に原稿を上げないと間に合わない。それだけで大粒の涙なのに、コンピュータが調子悪いだなんて、スズメバチにめっちゃ刺されてショック死寸前‥‥と同じようなもんだった‥‥。
　が、何度か強制終了をしては再起動を繰り返しているうちに、普通に戻った感があった。もう18時を過ぎている。自分の目標としていた到着時刻18時30分を少し過ぎたところでCDが焼き上がって即出発。結局約束の「19時前にお届け」はできず10分遅れで到着したが、とりあえずギリギリセーフ。はぁはぁはぁ‥‥って感じ。
　こんな日はとにかくビールを飲んで何もしないで気を取り直す、それがオレ流なんだけど、もうひとつ遅れた方の仕事をとにかくすすめなければならない。が、やっぱりビールはオレにとって蜂蜜のような甘い誘いであるから、つい１本は飲んでしまう。まぁそれくらいはいいじゃないか。それで区切りをつけてまた始まればいいんだから。
　だけどノートパソコンのディスプレイを開くと、そこに潜んでいた睡魔が襲ってくるのだ。ビール１本のせいだけじゃなくて、実はもうくたくたなのだ。おじさんはホントに回復が遅いし、完全に回復しないまま疲労だけ蓄積されていくんだなぁ。
　最近覚えたのは、２時頃まで睡魔と闘って玉砕されるより、１時頃まで睡魔と仲良くやってそこから始めた方が効率がいいってこと。問題はその１時の攻防なんだけど、勝率５割くらいだろうか。負けたらもう泣きっ面に蜂どころの話ではないのだが‥‥。