街の中と滝桜を中心にご紹介してきましたが、町内全体に足を伸ばせば立派な桜はもっともっとあるんです。残念ながら時間がなくてねぇ。来年は頑張ろうか‥‥。
今年はなかなか気温が上がらず、また二度三度と季節外れの大雪が降ったり、開花時期がすっかり遅くなってしまいました。ひょっとすると来年を待つまでもなくGW始まりの頃も桜を楽しめるかも‥‥。
それはさておき、せっかく撮ったので舞台裏的な写真をもう少しご紹介しようと思います。
高乾院は、境内の真ん中に桜が2本と梅が1本あります。いずれもそれほど大きくはありませんが、かなりの老木という印象です。それでもそよそよと咲く様子に何か品の良さのようなものも感じます。
昨日までにあの雪はもうすっかり消えてしまっていたのですが、屋根から落ちて山になっていた雪が溶けずに少し残っていて、後ろに写っていました。言わなければわかりませんが、珍しい写真です。
福聚寺。定番の撮影ポイントがいくつかあるんですが、ここもそのひとつ。大きく枝垂れる様子を撮るんですが、実はこの後ろ側でたくさんのカメラマンが我先にと場所取りをしていたりします。
今年は間もなく端午の節句。鯉のぼりが泳いでいました。枝垂桜にかぶらないよう、こうして泳いだ瞬間にシャッターを押しているんだと思います。
王子神社には案内図片手の方々が多く訪れていました。磐州通りを散策すると自然に来てしまうのかも知れません。若いカップルも少なくなく、ここが恋愛成就の神様だといいけど‥‥とか思いながら、オヤジは知らんぷりしてカメラに収めたりするのでした。
実際んとこ何の神様なのかな?
ごっつい三脚に固定したカメラを担いでいる方はでっかい桜を狙うようですね。レンズもカメラもでかい。コンパクトカメラはご婦人方とかが多く、手を思いっきり伸ばして自分が寄ったり下がったりして記念写真を撮っています。
三脚は持たず、小さめの一眼っぽいカメラで、いろんな所を撮っているっぽい人を見ると、何か共通するものを感じたりします。散策路から下の方を見ると、どうやらこの桜を撮っているようでした。たいした桜でもないのに何だろう‥‥なんて気になって、あとから自分も見てみました。ん〜、それぞれにそれぞれの被写体があるんですねぇ。
何はともあれ三春の桜も一区切りです。滝桜を見たあと大きく迂回しての帰り道、満開の菜の花畑で止まりました。実はこの左手・対岸には桜の公園があるんですが、あまり知られていないようですね。桜そのものがもう少し大きくならないと見栄えがしないんでしょうかねぇ。これからの季節はお城山のアジサイが、秋はまたこの近くのもみじ山の紅葉が、いずれ我々の目を楽しませてくれるようになるんだと思います。
取って付けたような何かを観光に結びつけるのは、流行り廃りに左右されてしまいますよね。自然を守り植物というか木々を育てていくのはたいへんな時間も手間もかかるものですが、やがてすばらしい財産となり、観光資源としても活かせるものになるんでしょうね。
さてさて、この光景を見る限りさすがにもう雪はないでしょう。木々も芽吹いて足早に初夏を迎えるのだと思います。怒濤の4月もラストスパート。いよいよゴールデンウィークに突入です。楽しいお休みを‥‥。
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