地始凍

　立冬を迎えて１週間、今日は今シーズン初めて本格的な霜が降りました。真っ白に凍てついた車の上に落ち葉がかさこそと降り積もる様を見ているだけでブルブルッと震えたりするのですが、雲ひとつない青空はいつになく鮮やかに感じるもんだから、できることなら今日は休みを取ってあちこち写真に収めてみたいなぁと思うのです。
　それにしても写真撮ってねぇなぁ。たまに時間を確保できても天気が良くなかったりして不発に終わったり‥‥。今週末こそ‥‥どうかなぁ。

　近くの運動公園周辺、意外に紅葉がきれいなんですよね。その中でも自分はプラタナス並木がお気に入りです。イチョウのように黄色一色で覆い尽くされるのとはちょっと違い、枯れて茶色が混じりオレンジに近い濃い黄色がいいのと、それが少しずつ少しずつ落ちていって、でも大きな葉っぱは残り少なくなっても相変わらず青空に映えていいんだよねぇ。とにかくこんな感じの色が好き。
　並木だったら並木のように撮ればいいのに、でも出かけたついでにちょろっと iPhone で撮るのは申し訳ないような気がしまして、毎回思うんですが今度こそちゃんとカメラを持っていきたいものです。
　それはともかく大神宮や愛宕神社はどうなっていることやら。今日は絶好の撮影日和だったべなぁ。うらやますぃ‥‥。

　七十二候は現在第五十六候「地始凍（ち はじめて こおる）」です。さすがにまだ地面が凍るほどではありませんが、日一日と寒さが厳しくなっていくのは感じます。
　何だかんだ言いながら、実のところは冬支度など何一つしていなかったことに気づくのです。希望的観測で冬はまだ暦の上でのことと考えている自分。現実は気象学的観測で雪が降るよと教えてくれているというのになぁ‥‥。
　でも、春も夏も何となく過ぎて行ってしまったような気がするから、秋はしっかり楽しみたいと思っていたんだよねぇ。わざわざどこか遠くへドライブなんて欲は言わない。自宅周辺歩くだけでいいの。いい天気にさえなってくれればそれでいいの。
　そこさえ満足できたら、あとはもうタイヤ交換頑張りますから。地面が凍るようになる前に、雪が降る前に、あぁもう何日もないんだなぁ‥‥。