昨日から一日中 ATOK Pad for iPhone 使ってました。いや、熱中してたわけではなくて普通にね。
まずはさらっと使用感から。
ATOK Padを使用しての第一印象は、何と言っても高いヒット率と推測候補の秀逸さにやられたなぁという感じ。操作性はともかく、こりゃスムーズだと素直に感じました。PC環境でのATOKとはずいぶん違うんだけどどこかしっくりする感じもないことはない‥‥かな。
標準の日本語入力・変換システムはアップデートによりずいぶん改善はされたけど、依然としてやっぱりおそ松くん。我慢して使い、それが少なからずストレスになっていたんだけど、今後はスムーズにいきそうな予感です。慣れれば‥‥ね。
でも、とりあえず何かあれば速攻メモできるよう、ATOK PadはDock入りとなりました。
テーマを選べるというのが(現在は4種類から)ちょっといい感じ。デフォルトのレッドもいいけど大好きなイエローが気に入りました。
加えてフォントのサイズも変更できます。ワープロじゃないので文字単位というわけにはいきませんが、おじさんの目にはたいへんありがたい機能であります。フォントの種類も変更可能ですが、基本的にはアルファベット部分だけと思った方がいい‥‥程度なので大きな期待は禁物。フォントカラーも変更可能ですがこれは不要な感じがする。
効果音、特にタイプ音はキータッチの感覚を少なからずアシストしてくれるのでありがたいと感じます。が、余計な電気消費につながるような気がするので、貧乏性な自分は節約の意味でオフしてます。
最も気になるのがキーボード、入力・変換操作だと思いますが、それこそ「慣れ」しかありません。特徴的な操作方法など詳しいことはネット上にいろいろあると思うので省略します。
キーボードでひとつだけ。自分はやっぱりQWERTYメインで使っています。ケータイみたいな10キー入力も悪くはないんですが、「たとえば」を「tatoeba」じゃなく「た たちつてと あいうえ はば」とってやってしまうと、どうも文章が続かなくなるような気がしてダメなんだなぁ。
で、ctrlキーを押すと他のキーに割り当てられた各種機能が表示されるので、これは便利だなと思います。
ATOK Padでもチュートリアルを参照するようになっていますので、興味のある方はご覧ください。
ちょっとしたことですが、入力や編集ではなくブラウズだけという時に、微妙なタッチ加減でキーボードが表示されてしまうことがあり、それがいちいちめんどうなものです。画面左下の鉛筆アイコンをタップすると、入力・編集モードとブラウズモードとに切り替えることができて便利です。
「えぇとっくぅ?、何じゃそりゃ‥‥」。Mac VJE、EG Bridgeなど、Macしか知らない自分には、ATOKなんか全く興味がありませんでしたし、とにかく使う機会さえなかったのです。
「一太郎 for Mac」が登場した頃には、ATOKの良さはWindows(MS-DOSか)ユーザから何となく聴いていて、じゃぁ使ってみようということになったんだけど、操作性にクセがあるように感じてやっぱり挫折‥‥。でも周囲の評判に後押しされるような感じで使っていると、ヒット性、学習効果などに納得するようになり、最初の「慣れ」を我慢して乗り越えたら、もう堪えられなくなってしまい現在に至っているんです。自分の場合。そう言えばPalmでもATOKだったなぁ。
まぁATOKはいいんですよ。インターフェイスの違いなどから、当時Macユーザに酷評された「一太郎 for Mac」。Macしか知らない自分はもちろん受け入れようがなかった。ホントひどかったんだもの。
この「ATOK Pad for iPhone」も自分にとってカンペキではありませんし多少不満はあるものの、この出来映えからすれば「ATOK Pad for iPad」?の登場もすぐでしょう。iOS 4.2の登場とともに‥‥ということになるのかな。
iPadの大きな画面を生かしつつ、一太郎で培ったワープロ機能とうまく融合すれば、iWorkの文書作成アプリ・Pagesを脅かすような、まぁキラーアプリってものになるのかもしれないなぁ。そう考えると「一太郎 for Mac」はこの時代になって、こんな形で蘇るのかもしれないなぁ‥‥と思うのであります。
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