寒い朝、すきま風の日々

　この冬一番の霜で、車は冷凍倉庫のマグロのように真っ白のカチンコチンだ。出かける前の暖気運転はエコじゃないとは知りつつも、そうやって室内から暖めてやらないと寒冷地で運転するって容易なことじゃない。
　５分程度‥‥と思ったら、さすがは代車の軽、息も絶え絶えっぽいファンの回り方でぜんぜん溶け出さない。リヤの熱線もやっとスジが見えてきたかなぁくらいだ‥‥。やむを得ずぬるま湯を持ってきてちょろちょろとガラス面に流してやる。厳寒の頃ならそのそばからまた凍るからたいへんだが、今日は２回かけてどうにか走れるようになった。でもってトロトロ走ってく‥‥。

　やたら軽いハンドルが逆に恐い。でもこれくらい軽いと片手で運転できて、だからもう片方の手でタバコをふかしたりできるのだ。片手で操作できるように作られているケータイだから、もう片方の手で電話をかけながら運転できるのだ。
　自分のGolfは一応パワステだけど軽くない。片手で運転できなくもないが、ウインカーレバーが逆だったりすることもあって基本両手だ。iPhoneも操作が楽なんだけど基本両手だ。まぁそういうことだ。
　そのGolfが音沙汰無しだ‥‥。部品の手配はできたのだろうか、あれはどうなったんだろうか、いくらかかるんだろうか、いつ帰ってくるんだろうか、また５リットルくらい給油しなくちゃならないのだろうか‥‥。
　最近の記事、何だか微妙にトーンが下がってませんか？というご指摘をいただいた。あぁまさにそのとおりだ。毎日間違いなくトーンダウンしてるもの。毎朝車に乗り込むとき、いやその前にキーを持った時点で、ちっちゃなため息ついている。
　Golfぅ、早ぐ帰ってこぉ〜‥‥って、ここ数日何だかすきま風が吹いてるような日々なのだ。ポンコツでもいなくなってしまうと淋しいもんだなぁ‥‥。