10年ほど前、のんびり旅行しませんかという話がまとまり、近所のオヤジ連中数名で、あえて鈍行列車を乗り継ぎ、塩竈からフェリーで浦戸諸島の桂島に渡って民宿に泊まりました。とってもいいところで、その夏にはそれぞれ小さい子どもたちも連れて大挙押しかけましたっけ。
いやぁあの旅行はとっても良かった‥‥。という思い出話に花が咲き、10年ぶりにまた行ってきました。お父さん3名・お母さん4名、男女7人冬物語みたいな、ラブストーリー全く無しの、仙台も含めたグルメツアーであります。
高速バスでまずは仙台まで。郡山とはぜんぜん違う人混みにウンザリしつつ、お昼は当然「牛タン定食」。肉厚でうまかったす。AERの展望テラスから仙台の眺望を楽しんでいよいよ塩竈へ。
市営汽船での楽しみは、何と言ってもかっぱえびせん。カモメがそれを目当てにどんどん集まってきます。みんな中で静かにしてるってのに、寒いデッキで大騒ぎしているオヤジ連中‥‥。いいのいいの、ほんの少しだけですが童心に返ることができました。
さて、今回は残念ながらその民宿が取れなかったので、ふたつ先の港・石浜というところまで足を伸ばしました。同じ桂島ではありますが地域的に別になっているとても小さなところです。さぁまた軽トラックでお出迎えかなと思ったら、「民宿鈴木」さんは降りてすぐのところでした。4時ちょっと過ぎに到着しました。
今回は道中飲んでこなかったので、とりあえずビールなど飲んで一息つきながら、順番にお風呂に入ります。夕食は6時でいいですなんて答えましたが、たぶん5時半でも早くなさそうな様子でした。すでに別室に布団の準備もできているそうで‥‥。
見た目どうってことない料理ですが、真ん中の牡蠣なんかすごい量なんです。さらに、写真には映ってないところに、焼き牡蠣、牡蠣フライ、茹でたカニなどが大量に盛られていまして、いやぁすごいごちそうでした。民宿ならではといった感じです。
腹はいっぱいなんですが、部屋に戻ってのんびりちびちび飲み直し。子どもの話も少しずつ減ってきた感じ。メインは定年後さぁどうしようってこと。老けたもんです。あの頃は朝から飲んできた上にウイスキーも焼酎もあれもこれもほとんど空けてしまったのに、今はこんな小さなボトルで充分だったりします。
大騒ぎしていた頃が懐かしいですが、こたつでこうしてのんびりする方がよくなってしまっています。それでもやっぱり「運動しなくちゃダメだぞ」なんて話になるわけで、結局のところ健康第一、明日は塩竈神社お詣りだという話になるわけです。普通よりずっと早い時刻に就寝。もちろん男女別々ですよ。
せっかく海に来たのだからと、みんなより少し早く起きて散歩がてら日の出の様子を撮りに出かけました。今か今かと待つこと約30分。きれいな朝日を拝むことができました。
その間、大小さまざまな船が通っていきました。海苔だったり牡蠣だったり魚だったり、そんな時刻からもう漁が始まっているんですね。波も穏やかな朝でした。
島大好きなので、こんな風に喜んでいただくと
うれしいで~す。またいらしてね。
投稿情報: ふぁん | 2008/03/16 21:52
何のかんのと、この1月の分も含めて4回ほどおじゃましてます。
浦戸諸島、いいところですよねぇ。自分の住むこの三春も田舎なんですが、
でも時間の流れ方などがずいぶん違う感じします。のんびりできるんだなぁ。
そして海の幸がたくさん。山の幸しかないところの人間としては、
このうえないシアワセです。また来年もおじゃまするかもしれません。
投稿情報: hiromaru | 2008/03/16 22:46